理念・保育方針

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理念

子どもたちへの「あったか保育」を第一に

法人名にある 「アソカ」 とは 「憂いがない」 という意味で、子どもたち一人ひとりが色々な憂いや心配を忘れ、 安心して、 思い切って夢中になって、心身共にのびやかに遊んだり諸活動をして欲しいという願いが込められています。
時代社会や子育てをめぐる環境の変化に柔軟に対応しつつ、子どもたち一人ひとりを大切にした 「あったか保育」を第一とし、 また、地域社会と保育園、保護者と職員、職員同士の和を尊び、大切にしてまいります。

園名に込めた願い

敬・愛・信
  • 敬

    子どもたち一人ひとりをかけがえのない尊い存在として受け止め、その思いや自主性をどこまでも尊重して大切にしていく姿勢。

  • 愛

    子どもたち一人ひとりの立場に立って受容し、傾聴し、共感して、きめ細かな愛情を十分に注いでいく姿勢。

  • 信

    子どもたちの豊かに成長発達していく内的な力を信じ、目の前の子ども自身を信じて、見通しをもったゆとりのある保育姿勢。

以上の三つの保育の根本姿勢を常に皆が忘れないように、という願いを込めて、前二字「敬愛」をとって、園の名称としています。

保育(教育)方針

本園のめざす子ども像

  • 明るく思いやりのある
    のびやかな子ども
  • 健康でたくましく
    がんばりのある子ども
  • 自ら学び
    自ら考えることが
    できる子ども
  • 感性豊かで
    表現力に富む子ども
  • 感謝のできる
    心豊かな子ども

園では、親しみのあるくつろいだ雰囲気の中で、子どもたちが安心して主体的に自己を十分に発揮できる活動等を通して、心身の健やかな成長発達ができるよう援助します。
子どもたち一人ひとりの発達過程や個人差を踏まえ、 「養護の働き」 「教育の働き」 が一体となった総合的な活動の中で、豊かな感性や思考力、人間性全般の育ちを援助します。
直接経験 (実体験)を重視した活動の中で、 生きる力 (現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力) の基礎を育て、 自主性と意欲と思いやりのある子どもの育成に努めます。

園長挨拶

園長の紫雲弘祐と申します。
けいあい保育園に2005(平成17)年に入職、2010(平成22)年に園長に就任して今日に至ります。

けいあい保育園は、1955(昭和30)年に創立(創立時の名称はむらさき保育園)し、長く地域の方々に見守られ支えられてきた園です。豊かな自然に囲まれた中で、子どもたち一人ひとりが個性を活かしあいながら伸び伸びと育つことができる環境です。

創立に至るまでの経緯を尋ねますと、現在のような園舎建設のための
公的な補助がない時代にあって、地域の児童福祉のため、創立者の情熱と
努力、多くの方々のご支援の賜物でありました。
園舎が現在の場所に立ち、保育園として出発する前、昭和20年代は、
お寺の境内地で農繁期のご家庭のお子さん等をお預かりする季節保育園でした。
時代社会の変化はありますが、当時から今日に至るまで一貫して大切にしてきたのは、「仏さまの智慧のまなざし、慈悲のこころ」に根ざした「あったか保育」です。

私は、今現在は役職上子どもたちから「園長先生!」と呼ばれますが、入職当時は「こうゆう先生!」と呼ばれ、おんぶやひこうきのリクエストに、汗を流しながら必死に園庭をかけまわっていました。
また、夜遅くお迎えに来られるまで一緒に遊んだことも懐かしく思い出されます。

本園は、「敬(うやまう)・愛(あいする)・信(しんじる)」の3本柱の保育姿勢のもと、愛情と配慮にみちた乳幼児教育の実践に努めています。
乳児さんの頃から、いつも名前を呼び、優しく抱きしめ、「元気に育ってね」と願いをかけてくれる保育者がいます。一緒に遊び、一緒に学び、ともに成長できる友達がいます。その中で、一人ひとりが、自ら考え、挑戦し、楽しむことができる環境があります。一人ひとり、輝いた顔をしています。
変化の大きな時代の中にあっても、大切な根っこをはぐくみ、それぞれの未来を
切り開いていくことのできる子どもたち一人ひとりの育ちを応援します。
どうぞよろしくお願い申しあげます。

紫雲 弘祐